Nature ハイライト

免疫:インターロイキン33はTreg細胞機能を促進する

Nature 513, 7519

インターロイキン33(IL-33)は、障壁となる部位で常に発現されていて組織損傷に応じて放出され、そこに修復応答の構成因子を集める「アラーミン(alarmin)」の1つである。IL-33の受容体であるST2が腸の制御性T細胞で選択的に発現されていて、制御性T細胞の機能と炎症組織環境に対する適応を促進していることが、腸炎の2つのマウスモデルを使って明らかにされた。IL-33は炎症性サイトカインIL-23によって負に調節されており、IL-33とIL-23のバランスが腸の免疫応答の重要な調節因子だと考えられる。

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