Nature ハイライト

有機化学:アリル炭素–水素結合の直接アリール化

Nature 519, 7541

今回J CuthbertsonとD MacMillanが、アリルsp3 C–H結合を直接アリール化する新しい一般的な方法を開発したことを報告した。この方法を用いれば、外部からの官能基の導入なしに、単純で通常は不活性な構成要素をカップリングして複雑な有機分子を構築する手法が得られる可能性がある。光酸化還元触媒反応とチオール系有機触媒反応を組み合わせたこの過程は、反応条件も温和であり、さまざまなアルケンや電子不足型アレーンをカップリング相手として適用できる。

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