Nature ハイライト
有機化学:アリル炭素–水素結合の直接アリール化
Nature 519, 7541
今回J CuthbertsonとD MacMillanが、アリルsp3 C–H結合を直接アリール化する新しい一般的な方法を開発したことを報告した。この方法を用いれば、外部からの官能基の導入なしに、単純で通常は不活性な構成要素をカップリングして複雑な有機分子を構築する手法が得られる可能性がある。光酸化還元触媒反応とチオール系有機触媒反応を組み合わせたこの過程は、反応条件も温和であり、さまざまなアルケンや電子不足型アレーンをカップリング相手として適用できる。
2015年3月5日号の Nature ハイライト
神経科学:摂食に対するカンナビノイドの複雑な作用
神経科学:動く前の脳活動
医学:炎症の有益な作用
量子物理学:量子エラー訂正法に大きな進展
材料科学:生体系を模倣した液体ゲーティング機構
有機化学:アリル炭素–水素結合の直接アリール化
免疫学:ワクチン様の作用を持つHIV-1侵入阻害剤
炎症:食品に使われている乳化剤の有害な作用
生化学:天然変性タンパク質が担う調節機能
分子生物学:IRESはオールマイティ