Nature ハイライト
Cover Story:エボラ — 我々は学ぶことができたのか
Nature 524, 7563
表紙は2014年9月、リベリア・ボン郡のマワで撮影されたものである。西アフリカで現在も続いているエボラウイルス病の大発生はいまだに鎮まる気配がなく、WHOの報告によれば、2015年7月22日までの1週間で確認された感染はギニアで22例、シエラレオネで4例だが、2015年5月9日に発生の「終息」が宣言されたリベリアではゼロとなっている。今週号のエボラウイルス特集では、今回の大発生に対処する中で学ばれた教訓や、エボラウイルス病などの感染症の将来の封じ込め対策に関する意見が述べられている。
2015年8月6日号の Nature ハイライト
がん:小細胞肺がんの遺伝学的原因
分子生物学:RNAに対するエキソソームの柔軟なアプローチ
構造生物学:多剤耐性の構造基盤
統計物理学:複雑ネットワークにおける影響力の大きいノードを見つける
磁性材料:銅とマンガンのデザイナー磁性
地球化学:海洋堆積物中に閉じ込められる北極の炭素
神経科学:ノルアドレナリン回路の構造
エボラウイルス:エボラウイルス系統の進化
環境微生物学:意外にもエネルギー源だったシアン酸塩
細胞生物学:膜分裂の機構を詳細に調べる
がん:ヌクレオチド再利用の特異性
分子生物学:Ribo-Tが新しい合成経路に道を開く