Nature ハイライト
動物学:成体の性比と性染色体の関連性
Nature 527, 7576
動物では、個体群動態や行動、生態のさまざまな側面が個体群中の成体の性比に左右される。自然界では成体の性比にかなりの変動があるが、そうした変動の原因ははっきり分かっていない。今回I Pipolyたちは、四肢類344種(鳥類、哺乳類、爬虫類および両生類)を分析し、雌ヘテロ型(雌が2種類の性染色体を持つ)のタクソンでは性比が雄に偏る傾向があることを示した。その影響は明らかだが、性染色体構成が成体の性比に影響を及ぼす理由は今のところ不明である。
2015年11月5日号の Nature ハイライト
システム生物学:遺伝子制御における位相の調節
微生物学:細菌性バイオフィルム内の効率的な協調
構造生物学:ピエゾ1チャネルの構造
宇宙物理学:初期の原始星進化に見られる質量アウトフロー
量子物理学:捕獲イオン系でのホン–オウ–マンデル効果
高分子化学:手頃な価格のレドックス・フロー電池
材料科学:跳ね返る水滴
有機化学:アルケンのsyn-カルボアミノ化
動物学:成体の性比と性染色体の関連性
神経科学:双極性障害に対するリチウムの有効性を調べるためのiPS細胞モデル