Nature ハイライト

構造生物学:Na+活性化K+チャネルであるSlo2.2の構造

Nature 527, 7577

Slo2.2はNa+活性化K+チャネルであり、このタンパク質をコードする遺伝子に生じた変異は複数の知的障害や一部のてんかんと関連付けられている。Slo2.2は多数の神経細胞に存在し、Na+に対する感受性と高いK+コンダクタンスにより、興奮の負のフィードバック調節因子として機能していることが分かっている。今回、完全長Slo2.2の構造が低温電子顕微鏡法により決定され、K+チャネルファミリーSloの大きなコンダクタンスとゲート開閉機構を説明できる複数の性質が明らかになった。

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