Nature ハイライト
Cover Story:土壌を救おう:土壌の構成と管理、また土壌が環境とヒトの健康に及ぼす影響
Nature 528, 7580
表紙はバングラデシュのダッカの汚染された地面で、ここは植物の生育が非常に厳しい状態となっている(2013年11月4日撮影)。今年が国連食糧農業機関(FAO)が設定した国際土壌年であることから、今週号には、土壌の構成と機能、土壌が環境と人類の健康へ及ぼす影響や、持続可能な土壌管理を将来実現するための方策などを論じる一連のPerspectiveが掲載されている。またCommentでは、欧州委員会のL Montanarellaが、世界的に土壌を保護するための国際的な自主協定の必要性を論証している。これら4つの記事はいずれも、過去1年間にネイチャー・パブリッシング・グループ各誌に掲載された土壌研究関連の論文を集めた特設サイト「Soil and its sustainability(土壌とその持続可能性)」(www.nature.com/soils)に収載されている。
2015年12月3日号の Nature ハイライト
量子物理学:エンタングルメントと真剣に取り組む
がん:がん細胞株の体系的比較
生態学:海洋生態系の温度バイアス
がん:腫瘍を治療薬から守る細管ネットワーク
システム生物学:酸素存在下での発酵は正常な現象である
核物理学:アルファ–アルファ散乱を計算する方法
気候変動生態学:干ばつに襲われた高木を死に追いやる水輸送の機能低下
神経科学:発達障害治療に新たな光
代謝疾患:脂肪中の制御性T細胞のインスリン抵抗性における有害な役割
遺伝学:状況に応じる転写因子