Nature ハイライト

遺伝学:状況に応じる転写因子

Nature 528, 7580

エンハンサーに結合する転写因子群は、組み合わせにより相乗的に遺伝子発現の調節に働くと考えられている。今回A Starkたちは、大規模なエンハンサー相補性試験を行い、ショウジョウバエ(Drosophila)の転写因子とコファクター計800個以上について、組み合わせによるエンハンサーの制御に活性化的な関与あるいは抑制的な関与をしているかどうかを評価した。様相は予想以上に複雑であり、多くの転写因子はエンハンサーの状況に依存してさまざまな調節機能を持つことが分かった。

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