Nature ハイライト
ウイルス感染:エボラウイルスのゲノムサーベイランス
Nature 530, 7589
ギニアのエボラウイルス流行地域でウイルスゲノムの変化をリアルタイムで監視するのに、ミニオン(MinION)という、ナノサイズの穴(ナノポア)を使ったDNA塩基配列解読装置が使われたことが報告されている。このゲノムサーベイランスシステム一式をスーツケースに入れて現地に運び、その場でウイルスの塩基配列解読を行って、試料を採取してから24時間以内に結果が得られることが、今回実証されたのである。
2016年2月11日号の Nature ハイライト
進化生物学:「種分化遺伝子」Prdm9の作用機構
神経科学:統合失調症の遺伝学
老化:老化細胞の有害な影響
素粒子物理学:衝突型加速器に向けて進歩するレーザー加速器
X線結晶学:不完全な結晶の構造決定
古生物学:初期のゴリラ系統に関する見直し
神経科学:オピエート依存に関与する神経回路
幹細胞:造血幹細胞ニッチの特徴付け
ウイルス感染:エボラウイルスのゲノムサーベイランス
構造生物学:Gタンパク質共役受容体の柔軟性