Nature ハイライト
超高速フォトニクス:シリカにおけるペタヘルツ帯域幅の計測
Nature 534, 7605
近年、固体系における超高速時間スケールでの光–物質相互作用への関心が増している。F Krauszたちは今回、アト秒時間領域の分光法で強い赤外光場に応答するシリカの非線形分極を調べた。この方法によって、赤外光と電子の間の、可逆的なエネルギー交換と不可逆的なエネルギー交換の詳細を明らかにできるようになり、光を用いたスイッチング技術で100 THzを超える固体デバイスの信号処理を実現できることが示された。
2016年6月2日号の Nature ハイライト
がんゲノミクス:乳がんの変異シグネチャー
がんプロテオミクス:乳がんのプロテオゲノミクス
構造生物学:NMDA受容体活性化のコンホメーション変化
構造生物学:光合成複合体中でのエネルギー移動
超高速フォトニクス:シリカにおけるペタヘルツ帯域幅の計測
地球物理学:地球の内核形成は昔なのか、それとも最近なのか
進化遺伝学:鱗翅類の外見に関わるcortex遺伝子
考古学:ネアンデルタール人が作った古代の石筍サークル
神経科学:時間を超えて異なる記憶を結び付ける