Nature ハイライト
免疫学:腸のこれまで知られていなかった防御機構
Nature 535, 7612
H Veiga-Fernandesたちは今回、腸のグリア細胞が微生物相からの合図に応じて産生した神経栄養因子が、腸の3型自然リンパ球によるインターロイキン22の産生と調節に関与していることを明らかにした。腸の炎症モデルでこの経路を遮断すると、病原性細菌のCitrobacter rodentiumのクリアランスが妨げられ、上皮の完全性が損なわれる。
2016年7月21日号の Nature ハイライト
神経科学:霊長類の脳における遺伝子発現
マイクロバイオーム:腸内細菌と宿主のインスリン感受性
がん治療:BRCA欠損がんで化学療法抵抗性が生じる新規な機構
材料科学:予想に反した電子対形成
気候科学:南極半島の気候における極端な自然変動
神経科学:恐怖を作り出す時間と場所
細胞生物学:膵臓β細胞の成熟マーカー
マイクロバイオーム:ヒトマイクロバイオーム内の可動性細菌遺伝子
免疫学:腸のこれまで知られていなかった防御機構