Nature ハイライト
気候科学:工業の発展を示すより早期の気候の特徴
Nature 536, 7617
工業活動が気候に及ぼす影響は、一般的には20世紀の初頭に明らかになったと考えられている。今回N Abramたちは、西暦1500年以降の海洋と陸域の温度の再構築結果について報告しており、北半球の陸域と熱帯海洋における工業時代の持続的な温暖化は、従来考えられたよりもかなり早く、19世紀半ば頃に始まったことを示している。証拠には不確かさがあるが、南半球では温暖化の始まりが遅れたことも示唆されている。
2016年8月25日号の Nature ハイライト
気候科学:工業の発展を示すより早期の気候の特徴
人類学:初期の農耕民はどんな人々だった?
生態学:ウイルスの全球マップ
細胞生物学:有糸分裂調節の基盤
機械工学:自己動力供給型ソフトマシンである「オクトボット」
生態学:生物多様性の重要性を掘り下げる
神経科学:「快適な」暖かさに応答するイオンチャネル
植物科学:ストリゴラクトン受容体は加水分解酵素としての役割も持つ
ウイルス学:ジカウイルスに有効なワクチン
がん:がん細胞を支えるネットワークが解明された
構造生物学:さまざまなGPCRの構造中に存在する共通項