Nature ハイライト
神経科学:ウミユスリカの夜と昼の習性
Nature 540, 7631
K Tessmar-Raibleたちは今回、概日時計および概月時計を使って繁殖のタイミングを潮汐に合わせているウミユスリカClunio marinusのゲノムについて報告している。タイミングの違いに関連する遺伝的変動を明らかにするため、著者たちは多様な概日タイミングおよび概月タイミングを持つ一連のC. marinus系統で、遺伝子マッピングを行った。その結果、概月タイミングおよび概日タイミングはそれぞれ異なる経路で調節されていることが示唆され、これにはコア時計遺伝子の関与は見られず、Ca2+/カルモジュリン依存性キナーゼII.1が概日タイミングの調節に関与していることが示された。
2016年12月1日号の Nature ハイライト
神経科学:ウミユスリカの夜と昼の習性
細胞生物学:ミトコンドリアの機能不全を修正する新たな方法
構造生物学:伸長因子SelBのGTPアーゼ活性化
惑星科学:冥王星における揮発性物質の輸送のシミュレーション
惑星科学:スプートニク平原が準惑星冥王星を再配向させた仕組み
惑星科学:スプートニク平原の下に海が存在する可能性
惑星科学:スプートニク平原とカロンを結ぶ軸
生物地球化学:地球温暖化と土壌炭素損失
社会進化学:子育ての負担を分かち合う
細胞生物学:小胞体へ向かうもう1つの経路
細胞生物学:ダイナミンとミトコンドリアの分裂