Nature ハイライト

構造生物学:INO80によるクロマチンリモデリングを見る

Nature 556, 7701

細胞には、DNAの転写や複製、修復といった過程を調節するタンパク質がゲノムDNAに接近できるようにヌクレオソームのリモデリングを行う複合体が複数含まれている。今回、K Hopfnerたち、そしてD WigleyとX Zhangたちがそれぞれ、多数のサブユニットからなる大型のクロマチンリモデリング複合体INO80についての新しい知見を報告している。2つのチームはどちらもクライオ(極低温)電子顕微鏡を用いてヌクレオソームに結合したINO80の構造を決定し、他のヌクレオソームリモデリング複合体と比べると独特といえるヌクレオソーム結合様式と作用機構を明らかにしている。

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