Nature ハイライト
神経科学:脳でのタンパク質翻訳
Nature 563, 7730
RNA修飾であるN6-メチルアデノシン(m6A)は、神経系で最も豊富に存在するタンパク質翻訳調節因子の1つであるが、この調節の根底にある機構は、まだほとんど分かっていない。今回C Heたちは、m6A標識された転写産物の翻訳促進因子の1つであるYTHDF1が、マウス海馬でニューロン刺激に応答して、m6Aが調節するタンパク質合成を促すことを明らかにしている。YTHDF1を欠失したマウスでは、電気生理学的な異常や、学習と記憶の障害が見られた。
2018年11月8日号の Nature ハイライト
免疫遺伝学:遺伝子の分岐と自然免疫
生物物理学:生物学における能動的超弾性
構造生物学:Tc毒素の活性化機構
量子物理学:極低温気体における普遍性の探索
生化学:グリコシル化の理解を深める
地質学:地球最古の生命の痕跡への疑義
神経科学:脳でのタンパク質翻訳
幹細胞:骨を長くする
構造生物学:リガンド結合によって構造が複雑化するセロトニン受容体