Nature ハイライト
遺伝学:最新版ネッタイシマカゲノムアセンブリ
Nature 563, 7732
L Vosshall、A Phillippy、D Neafseyたちは今回、デング、黄熱、ジカ、チクングニアなどのウイルス病原体の主な媒介生物であるネッタイシマカ(Aedes aegypti)の改良された参照ゲノムを報告している。彼らは、この新しいゲノムアセンブリ(AaegL5)と注釈付けを用いて、構造多様性や遺伝子ファミリーを含む遺伝的変動についてのより高分解能のマップを作製し、野生と実験室コロニーのネッタイシマカで遺伝的変動の調査を行った。さらに、タイの蚊集団を用いてデングウイルス媒介能力に関わる候補座位のマッピング、そしてメキシコの蚊集団を用いて殺虫剤ピレスロイドへの抵抗性に関わる座位のマッピングを行った。この参照ゲノムは、蚊の生物学的性質、性決定、進化、および介入戦略のための情報源になる。
2018年11月22日号の Nature ハイライト
遺伝学:最新版ネッタイシマカゲノムアセンブリ
神経変性:TDP-43の集合体は正常な筋再生の際に形成されて除去される
幹細胞:骨を修復する神経堤プログラムの活性化
治療抵抗性:DYNLL1はゲノム安定性と化学療法への応答に影響を及ぼす
量子物理学:読み出し、訂正、繰り返し
オプトエレクトロニクス:有機ラジカル発光体を用いる高効率発光
光学材料:鉛を用いない白色発光
古生物学:恐竜の卵の色と模様
免疫学:T細胞の活性化と増殖におけるBH4の役割
生化学:エントロピーは化学的性質に勝る