Nature ハイライト
光学材料:鉛を用いない白色発光
Nature 563, 7732
金属ハロゲン化物ペロブスカイトの非常に優れたオプトエレクトロニクス特性は、種々の応用に有望であり、エネルギー効率の高い照明はその1つである。しかし、これまで報告されたペロブスカイト材料群の中で最高性能の発光材料は、鉛を含んでおり、不安定なことが多い。今回J Luoたちは、合金化後に非常に優れた白色発光特性と大幅に向上した安定性を示す、鉛を含まないペロブスカイト材料を報告している。こうした材料は、さまざまな照明技術やディスプレイ技術において蛍りん光体として応用できる可能性がある。
2018年11月22日号の Nature ハイライト
遺伝学:最新版ネッタイシマカゲノムアセンブリ
神経変性:TDP-43の集合体は正常な筋再生の際に形成されて除去される
幹細胞:骨を修復する神経堤プログラムの活性化
治療抵抗性:DYNLL1はゲノム安定性と化学療法への応答に影響を及ぼす
量子物理学:読み出し、訂正、繰り返し
オプトエレクトロニクス:有機ラジカル発光体を用いる高効率発光
光学材料:鉛を用いない白色発光
古生物学:恐竜の卵の色と模様
免疫学:T細胞の活性化と増殖におけるBH4の役割
生化学:エントロピーは化学的性質に勝る