Nature ハイライト

工学:羽ばたく鳥型ロボット

Nature 575, 7781

磁場制御は、テザーなしで小型ロボットを操作する最も有望な方法の1つである。しかし、そうしたロボットを操作して2種類以上の運動を行わせるには、複雑な磁場か、ロボットの磁気部品の注意深い制御が必要だが、いずれも小さなスケールでは特に困難である。今回J Cuiたちは、ナノ磁石を埋め込みヒンジで連結されたパネルでできた、さしわたしが100 μmに満たないマイクロマシンを開発している。個々のパネルには異なる形状のナノ磁石があるため、磁場強度を変えることによって複数の作動モードを実現できる。この能力は、翼を羽ばたかせたり、首や尾を曲げたりすることのできる極めて小さなロボットの「鳥」で実証されている。

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