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Cover Story:太古の宝飾品:ヨーロッパで最初期の現生人類の証拠となるペンダントとヒトの遺骸

Nature 581, 7808

表紙は、ブルガリアのバチョキロ洞窟における発掘調査で出土した、推定年代が4万6000〜4万3000年前のペンダントである。この宝飾品は、ホラアナグマの歯でできている。今回J Hublinたちは、この洞窟で発掘された人工物とヒト族の遺骸について報告している。1本の歯を含むこれらの遺骸は、ヨーロッパでこれまでに発見された中で最初期の現生人類のものであり、宝飾品のデザインから、ユーラシア大陸を西へ広がったホモ・サピエンス(Homo sapiens)とその地にいたネアンデルタール人の間に文化交流があったことを示すさらなる証拠が得られた。これらの遺骸のDNA分析と放射性炭素年代測定の結果は、現生人類が4万5000年前以前にユーラシア大陸の中緯度域に到達していたことを示唆している。

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