Nature ハイライト
Cover Story:COVID-19に関するさまざまな疑問:ウイルスの伝播から抗体応答まで
Nature 584, 7821
表紙は、最新のクライオ電子顕微鏡画像に基づく、血流内の重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)の想像図で、ウイルス表面のスパイクタンパク質が中和抗体(黄色)に結合している様子が描かれている。今週号では、将来のアウトブレイク(集団発生)の制御に役立つ可能性がある伝播動態から、治療戦略に情報を与える可能性がある抗体応答まで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こすSARS-CoV-2の研究の最先端にある多数の論文が集められている。
2020年8月20日号の Nature ハイライト
エレクトロニクス:超伝導ダイオード
物性物理学:界面の圧電性と焦電性
材料科学:シリカエアロゲルの新たな方向性
気候科学:1900年以降の海水準上昇の原因の解明
生態学:ヒトが管理する生態系では人獣共通感染症の宿主がより多い
ゲノミクス:象徴的な爬虫類のゲノムアセンブリ
免疫学:細胞外タンパク質恒常性の調節因子
細胞生物学:ステロイドを介した器官間増殖制御における性的二型性
構造生物学:LPSセンサーの存在意義が明らかに