Nature ハイライト
生化学:溶解性細胞死におけるNINJ1の役割
Nature 591, 7848
榧垣伸彦(米国ジェネンテック社)たちは今回、小型の膜貫通タンパク質NINJ1が、いくつかの形態の溶解性細胞死の促進因子であることを明らかにしている。NINJ1は、進化的に保存された細胞表面タンパク質であり、細胞膜破裂の仲介に加え、ダメージ関連分子パターン(DAMP)の放出にも必須の役割を担っていることが示された。これらは炎症の伝播における重要な事象である。
2021年3月4日号の Nature ハイライト
量子情報:フォトニック量子コンピューティング向けのプログラマブル・ナノフォトニックチップ
光物理学:モアレポラリトン
地球科学:粒界での応力誘起アモルファス化が引き金となるマントル変形
進化学:ダイアウルフとハイイロオオカミの間に遺伝子流動はなかった
遺伝学:COVID-19の重篤疾患に関連する遺伝的座位
神経科学:脳空間を再構築する
コロナウイルス:COVID-19重症患者では単球のISG群誘導が障害されている
生化学:溶解性細胞死におけるNINJ1の役割
生物物理学:相分離した細胞内液体のオートファジー
生化学:細胞内でタンパク質の反応速度論的性質を測定する
構造生物学:明らかになったクエン酸輸送機構