Nature ハイライト

医学:ヒトMX2タンパク質はHIV-1抵抗性因子である

Nature 502, 7472

ヒトのインターフェロン誘導性GTP結合タンパク質であるMX2が、ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)などのいくつかのレンチウイルスの強力な阻害因子であることが、2つの研究グループによって報告された。MX2と近縁のタンパク質のMX1が、ヒトでA型インフルエンザウイルスなどの幅広いウイルスの複製を阻害できることは数年前から知られていたが、MX2は抗ウイルス活性を持たないと考えられてきた。MX2の抗HIV-1作用は、MX1の幅広い抗ウイルス活性よりもGTPアーゼ活性への依存性がずっと低く、この2つでは作用機序が異なる可能性が考えられる。

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