Nature ハイライト
エネルギー科学:プレーナー型ペロブスカイト太陽電池の安定性の向上
Nature 571, 7764
ハイブリッドペロブスカイト太陽電池の電力変換効率は急速に向上してシリコン太陽電池の電力変換効率に近づいており、そうしたペロブスカイト太陽電池デバイスが最終的に市場でシリコン太陽電池と競えるようになるのかと、多くの人が考えるようになった。しかし、ハイブリッドペロブスカイト吸収層が光、熱、湿気に対して不安定であることが、重大な障害になっている。デバイス安定性を向上させるため、カチオン置換、表面処理、添加剤など、さまざまな手法が用いられてきた。今回H Snaithたちは、イオン液体(BMIMBF4)添加剤を用いる手法を開発し、ライトソーキング条件下で未封止タイプと封止タイプの両方のプレーナー型太陽電池デバイスの安定性を向上させている。
2019年7月11日号の Nature ハイライト
神経科学:老化した脳では炎症が幹細胞機能に影響を及ぼす
免疫学:CD8 T細胞疲弊の調節
遺伝子工学:免疫過程に助けられてジャンプする遺伝子
惑星科学:非効率的だった月の集積
量子物理学:単一の核スピンの検出
物性物理学:磁気単極子の動きを検出する
エネルギー科学:プレーナー型ペロブスカイト太陽電池の安定性の向上
生化学:タンパク質–無機ハイブリッド材料
生体力学:足の胼胝が歩行に役立つ理由
細胞生物学:Smoothenedを介するシグナル伝達