Nature ハイライト

細胞生物学:自然免疫系の危機センサーTLR9に免疫以外の役割

Nature 578, 7796

TLR9は細胞外ヌクレオチドのセンサーであり、免疫細胞で炎症促進性サイトカイン応答を開始させることが知られている。Y LiuとB Levineたちは今回、TLR9が持つ予想外の役割について報告している。彼らは、TLR9が、マウスの運動時の骨格筋において代謝応答の調節因子として働くことを見いだした。今回の研究は、TLR9がオートファジーのカギとなるタンパク質ベクリン1と結合し、これら2つのタンパク質が協働して、運動誘発性のAMPK活性化を調節することを示している。

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