Nature ハイライト

保全:陸域の生物多様性の減少傾向を反転させる大胆な取り組み

Nature 585, 7826

D Leclèreたちは今回、複数の統合評価モデルと生物多様性モデルを用いて、生息地の喪失や破壊によって引き起こされた陸域の生物多様性の減少傾向を増加に転じさせることができるか調べている。その結果、生物保全地域の拡大、劣化した土地の再生、景観を主目的とした保全計画の拡大といった大胆な保全努力と、作物の収量向上と貿易の促進、食品ロスの削減、食肉消費量の削減といった野心的な食料システムの変革を組み合わせることによって、2050年までに生息地の開拓による陸域の生物多様性の減少傾向を反転させられる可能性があることが示された。

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