Nature ハイライト
光学・フォトニクス:汎用3D撮像プラットフォーム
Nature 590, 7845
機械が物理的世界をマッピングしてそれと相互作用するには、正確な三次元(3D)撮像が不可欠である。多くの3D撮像技術が存在するが、それぞれ特定の用途に対応していて、デジタルCMOS(相補型金属酸化膜半導体)イメージセンサーほどの幅広い用途とインパクトを実現できたものはまだない。今回R Nicolaescuたちは、シリコンフォトニクスを用いて、高性能だが小型で安価に大量生産できる3D撮像用の光検出測距システムを実証している。このシステムは、3D撮像用途の大半の要求を満たす可能性があるため、3D撮像用のCMOSイメージセンサーに相当するものもすぐに実現されそうである。
2021年2月11日号の Nature ハイライト
天体素粒子物理学:暗黒物質の量子的な探索
超伝導材料:モアレ3層グラフェンにおける超伝導
光学・フォトニクス:汎用3D撮像プラットフォーム
化学:単純な塩から複雑な結晶を作る
古生物学:ハラミヤ類の謎が解けた
集団遺伝学:豊富な表現型情報を持つ多様な人々から得たTOPMedゲノム
脊髄損傷:脊髄刺激によって脊髄損傷による血圧不安定性を阻止する
コロナウイルス:弱毒生黄熱ウイルス17D株(YF17D)ベクターを用いるSARS-CoV-2ワクチン
代謝:インスリン受容体シグナル伝達についての概念を見直す
分子生物学:空間的ゲノミクス