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気候科学:大気中を浮遊するマイクロプラスチックが気候に及ぼし得る影響

Nature 598, 7881

ニュージーランド・カンタベリーのカイトレテスピットにおける、大気中のマイクロプラスチック採取の様子。
ニュージーランド・カンタベリーのカイトレテスピットにおける、大気中のマイクロプラスチック採取の様子。 | 拡大する

Credit: Alex Aves

マイクロプラスチックは、どこにでもあるものになってきており、それらが生態系やヒトの健康のさまざまな側面に及ぼす影響が盛んに研究されている。では、マイクロプラスチックは気候にも影響を及ぼすのだろうか。今回L Revellたちは、気候モデルを用いて、マイクロプラスチックが約−0.7 mW m−2という小さな冷却効果を及ぼしている可能性があることを示している。この結果は予備的なものであり、不十分な観測結果と、マイクロプラスチックの鉛直分布に関する仮定に依存している。とはいえ今回の研究は、マイクロプラスチックの増加が続けば、気候システムに及ぼす影響が大きくなる可能性があることを浮き彫りにしている。

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