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構造生物学:カイニン酸受容体での神経伝達の調節

Nature 599, 7884

カイニン酸受容体は、脳にあってグルタミン酸により活性化されるイオンチャネル型受容体の一種で、神経伝達に関わっている。この受容体はNETO(neuropilin and tolloid-like)タンパク質によって調節されているが、その調節機構はまだ解明されていない。今回Y Zhaoたちは、NETO2と複合体を形成したカイニン酸受容体の静止状態と脱感作状態の両方の構造を報告している。1個もしくは2個のNETO2タンパク質が広範囲にわたって受容体と相互作用しており、受容体の全長にわたって効果的に絡み付いて、さまざまな状態間で起こる構造再編成を妨げている。

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