Nature ハイライト

量子情報科学:量子計算の間違いをなくす

Nature 445, 7123

今まで、光量子コンピューターの実験による原理証明はすべて確率的なものであった。すなわち、この計算は試行のほんの一部でしか成功していなかったのである。一方向量子計算とよばれる仕様のコンピューターを使って、Prevedelたちは発生した誤りを「フィードフォワード」し、実時間で誤り訂正を行って誤りを消去することに成功した。事実上、量子コンピューターは「計算せよ」とボタンが押されると、正しい結果を出すように強制される。この一方向量子計算の実験的証明は、このようなシステムをこれから開発していくうえで重要な結果になるかもしれない。

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