Nature ハイライト

宇宙:「地球のそっくりさん」探し

Nature 446, 7137

地球型の太陽系外惑星は存在するが、見ることはできるのだろうか。これは難しい質問だ。近傍の恒星を巡るこのような惑星は、この親星の1×1010分の1の明るさしかなく、両者の分離角も10分の1秒角以下の小ささだからだ。しかし今回、J TraugerとW Traubが、「地球のそっくりさん」を探査する宇宙計画で適用可能な技術を、実験室で実現してみせている。このシステムでは、コロナグラフの原理を使って親星からの光を遮蔽し、簡単な画像処理によって従来の観測技術の1万倍以上、そして地上の天文台で得られる最良の観測結果の10万倍以上の感度を達成できる。

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