Nature ハイライト 宇宙:「地球のそっくりさん」探し 2007年4月12日 Nature 446, 7137 地球型の太陽系外惑星は存在するが、見ることはできるのだろうか。これは難しい質問だ。近傍の恒星を巡るこのような惑星は、この親星の1×1010分の1の明るさしかなく、両者の分離角も10分の1秒角以下の小ささだからだ。しかし今回、J TraugerとW Traubが、「地球のそっくりさん」を探査する宇宙計画で適用可能な技術を、実験室で実現してみせている。このシステムでは、コロナグラフの原理を使って親星からの光を遮蔽し、簡単な画像処理によって従来の観測技術の1万倍以上、そして地上の天文台で得られる最良の観測結果の10万倍以上の感度を達成できる。 2007年4月12日号の Nature ハイライト 宇宙:「地球のそっくりさん」探し 進化:みんな平等に 医学:転移を狙い撃ち 細胞:多剤耐性の機構 材料:光で形を変える 生物物理:光合成の原動力 生態:過ぎたるは及ばざるがごとし? 細胞:C型肝炎にかかわる補助因子 植物:根と枝の幹細胞 目次へ戻る