Nature ハイライト

細胞:マイクロRNAのそっくりさん

Nature 450, 7172

ウイルスのマイクロRNAの中には、宿主細胞のmRNAに結合して翻訳を阻害したり、分解を引き起こしたりするものがあることがわかっている。今回、カポジ肉腫関連ヘルペスウイルスに由来するマイクロRNAが、広く存在する細胞性マイクロRNAであるmiR-155とそっくりの働きをすることがわかった。このmiR-155のウイルス版は、細胞に存在する本物の低分子RNAと著しい相同性を示すので、宿主のB細胞に存在している遺伝子調節経路を利用するために進化したものかもしれない。

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