Nature ハイライト 宇宙:ついに見つかった若い太陽系外惑星 2008年1月3日 Nature 451, 7174 知られている太陽系外惑星の数は優に3桁に達しているが、「若い」といっていいような惑星は、現在のところ見つかっていない。今回、木星の質量の6倍という大質量の若い惑星が、近傍のうみへび座TW星を取り巻くダスト円盤中に見つかった。TW星は、年齢がほんの800万〜1,000万年で、生まれつつある惑星が見つかりそうな場所として既に特定されている星であり、惑星系の基本となる構成要素がその星周円盤に存在している。今回の新発見は、太陽系外惑星形成の時間スケールに直接的な制限を加えるという点で重要なものだ。 2008年1月3日号の Nature ハイライト 生理:昆虫の浮気を防止する受容体 宇宙:ついに見つかった若い太陽系外惑星 材料:ナノクラスター構造体 気候:秋の温暖化 気候:上に行くほど暖かい 地球:誘発地震が遅れて起こる理由 医学:ダウン症候群が癌予防の道標に 細胞:NUMBの抗癌作用 工学:さらによいバイオ燃料を求めて 目次へ戻る