Nature ハイライト 材料:ナノクラスター構造体 2008年1月3日 Nature 451, 7174 極微小のナノ粒子の3次元構造を決定することは困難だが、その理由はこういう粒子は不安定であり、それを調べるために入射電子ビームを用いると相互作用してしまいやすいからである。今回、収差補正走査透過電子顕微鏡と画像化シミュレーションを併用することにより、サイズ選別された金ナノクラスターのサイズ、形状、配向、および原子配列が、単一原子分解能で決定された。この粒子は気相中で前もって形成されてから、アモルファスカーボン基板上にソフトランディングさせたものである。こうした材料は、触媒やバイオ分野への応用に関心がもたれている。 2008年1月3日号の Nature ハイライト 生理:昆虫の浮気を防止する受容体 宇宙:ついに見つかった若い太陽系外惑星 材料:ナノクラスター構造体 気候:秋の温暖化 気候:上に行くほど暖かい 地球:誘発地震が遅れて起こる理由 医学:ダウン症候群が癌予防の道標に 細胞:NUMBの抗癌作用 工学:さらによいバイオ燃料を求めて 目次へ戻る