Nature ハイライト

材料:ナノクラスター構造体

Nature 451, 7174

極微小のナノ粒子の3次元構造を決定することは困難だが、その理由はこういう粒子は不安定であり、それを調べるために入射電子ビームを用いると相互作用してしまいやすいからである。今回、収差補正走査透過電子顕微鏡と画像化シミュレーションを併用することにより、サイズ選別された金ナノクラスターのサイズ、形状、配向、および原子配列が、単一原子分解能で決定された。この粒子は気相中で前もって形成されてから、アモルファスカーボン基板上にソフトランディングさせたものである。こうした材料は、触媒やバイオ分野への応用に関心がもたれている。

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