Nature ハイライト 医学:次の新興感染症はどこで? 2008年2月21日 Nature 451, 7181 新興感染症は健康に対する大きな脅威であり、最近の例としては、AIDS、SARS、薬剤耐性細菌、およびエボラウイルスなどが挙げられる。新興感染症の「ホットスポット」を見つけ出せれば、健康リスクを初期段階で見分け、それを封じ込める戦略を整えることができるだろうと考えられる。1940年から2004年の間に発生した300例を超える新興感染症に関する分析から、これらのホットスポットについて、社会経済的、環境的、生態的要因に基づいて詳しい地図を作れることが明らかになった。データは、監視活動や現在使われている研究費の多くが先進国に集中していることを明らかにしているが、リスク地図は開発途上国の方が新興感染症発生の可能性がずっと高いことを示している。 2008年2月21日号の Nature ハイライト 化学:切れてもくっつくゴム 遺伝:ヒトの移動を物語る遺伝子 細胞:由緒ある細胞小器官 医学:インスリン抵抗性とO-GlcNAcの役割 宇宙:太陽系外惑星で見つかった高速の水素 進化:飛翔の進化を見直す 医学:次の新興感染症はどこで? 脳:神経幹細胞と学習 目次へ戻る