Nature ハイライト 生理:初期のタンパク質合成 2008年7月17日 Nature 454, 7202 RNAワールドにおけるタンパク質合成の進化中には、RNAが転移RNA(tRNA)にアミノ酸を付加する触媒として働いていた段階があったはずである。フレキシザイムはin vitroで進化させたリボザイムで、tRNAの3′-OH末端に特異的にアミノ酸を付加する。Xiaoたちは、tRNA模倣体に結合したフレキシザイムの構造を明らかにした。アミノアシルtRNA合成酵素とtRNAとの既知の相互作用の多くがRNAでもみられ、tRNAに接近するやり方も同じようであり、特異性を増す誘導適合コンホメーションをとっていることは注目に値する。 2008年7月17日号の Nature ハイライト 細胞:細胞周期では正のフィードバックが歩調を合わせている 細胞:姉妹染色分体を一緒にする 宇宙:強い銀河磁場の起源を探る 宇宙:火星表面の水 地球:マグマが引き金 生態:樹木が窒素固定を行う条件 発生:椎骨の数が決まる仕組み 心理:報酬について考える 生理:初期のタンパク質合成 目次へ戻る