Nature ハイライト 宇宙:「青色はぐれ星」の起源 2009年1月15日 Nature 457, 7227 「青色はぐれ星」として知られる異常に青く重い星は、理論的には主系列星から逸脱して進化したもので、ずっと昔に死んでいるはずである。しかしこれらの星は、現在でも球状星団で見つかっている。これらの存在を説明するために2つのシナリオ、つまり、星どうしが直接衝突して生じたという説と連星から進化したという説が考えられている。既知の青色はぐれ星のデータを新たに解析した結果、星団のコアにある青色はぐれ星の数と、そこに含まれる星の全質量の間には、明瞭だが準線形の相関があることが明らかになった。この知見は、青色はぐれ星が連星系に由来するという説を支持するものだ。 2009年1月15日号の Nature ハイライト 細胞:培養系で疾患を模倣 生理:視覚のもう1つの側面 宇宙:「青色はぐれ星」の起源 物理:ポラリトン凝縮体 進化:魚類の進化史に誤り? 細胞:概日周期で働く合成回路 脳:体験から学ぶ 細胞:昆虫にも足細胞に似た細胞がある 植物科学:効率よく成長する植物 目次へ戻る