Nature ハイライト

細胞:概日周期で働く合成回路

Nature 457, 7227

出力が振動する合成遺伝子回路は、これまで細菌でしか開発されておらず、その場合でも安定した振動性をもつ回路を作るのは難しい。今回Tiggesたちが開発したのは、哺乳類細胞中で働く合成センス-アンチセンス回路で、自律的で自動持続可能であり、しかも調節可能な周期的遺伝子発現を生じる。この合成時計は哺乳類細胞における振動の研究に有用で、概日時計とそれに関連した病気の解明に役立ちそうだ。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度