Nature ハイライト 生理:やっと見つかった性 2009年1月22日 Nature 457, 7228 真菌のコウジカビ属であるAspergillus fumigatusは、免疫低下状態にあるヒトに感染する日和見病原体で、重症の喘息や副鼻腔炎にも関連するとされている。組み換えと遺伝子流動が起こることを示す証拠が集まっていたものの、A. fumigatusではこれまで、無性生殖しか観察されていなかった。発見以来145年経った今になってようやく、A. fumigatusが有性生殖も行うことが明らかになった。相補的な交配型2種類の分離株が報告されたのである。この証明によって、古典的な遺伝的解析を行う可能性が生まれ、病原性や抗菌剤耐性の遺伝的基盤に関する研究が促されるだろう。 2009年1月22日号の Nature ハイライト 気候:季節の調整 構造生物学:GアクチンからFアクチンへ 細胞:環状ATPアーゼによるDNAの詰め込み方 宇宙:初期宇宙でどんどん進んだ星形成 光学:理想的なQ値 海洋:海でのフェリチンの役割 生理:やっと見つかった性 医学:脳は先回りして考える 免疫:ウイルスと自然免疫のバトル 目次へ戻る