Nature ハイライト 免疫:ナチュラルヘルパー細胞 2010年1月28日 Nature 463, 7280 ナチュラルキラー(NK)細胞は、種々のサイトカインを産生することでウイルスや細菌の感染に対抗する自然免疫系の細胞である。茂呂和世(慶應義塾大学)たちは、腸間膜のリンパ小節に、TH2サイトカインを産生し、B1細胞に対してヘルパー細胞として作用する、今まで知られていなかった自然免疫系リンパ球の一群が存在することを報告している。このナチュラルヘルパー細胞は、杯細胞による粘液産生の活性化を介して、蠕虫に対する防御に役立っている可能性がある。 2010年1月28日号の Nature ハイライト 細胞:老いた体へ新しい血を 生化学:ワルファリンの標的の構造 宇宙:一風変わった超新星 化学:鎖を断ち切る 気候:CO2フィードバックの再計算 進化:Y染色体を比べてみれば 免疫:ナチュラルヘルパー細胞 細胞:Hsp70がリソソームを救う 遺伝子工学:バイオマス生産量を増やす 目次へ戻る