Nature ハイライト 神経:視細胞ネットワークの地図を作製 2010年10月7日 Nature 467, 7316 色覚は網膜を起点とし、霊長類ではその第一段階の情報処理が、それぞれ視覚空間を一律にサンプリングする錐体視細胞の網目と神経節細胞の網目の重なりの中で行われる。色の感知は、異なる種類の錐体からの信号を比較して行われるが、これらの入力を神経節細胞がどのように組み合わせて網膜の出力としているのかは、長年にわたって議論が続いてきた。今回Fieldたちは、大規模な多電極アレイと高精細点状視覚刺激を用い、神経節細胞の特定の集団について、1個の錐体からの入力の位置と種類を記録した。その結果、これまでにない分解能と規模の入出力地図が完成した。 2010年10月7日号の Nature ハイライト 神経:視細胞ネットワークの地図を作製 生化学:明らかになったBRCA2タンパク質の特徴 ナノテクノロジー:帯電させて捕まえる 気候:太陽光スペクトルの変動と気候 地球:火山弧の形成 生態:気候温暖化が動物の代謝に及ぼす影響 細胞:肝細胞の倍数性 医学:感染性下痢の原因毒素を見直す 目次へ戻る