Nature ハイライト

量子情報科学:オンチップ量子光学

Nature 449, 7160

マイクロ波は、長距離放送からコンピューターチップ内部の短距離シグナルまで、従来型の通信技術で既に使われている。しかしマイクロ波は、離れた量子ビット(キュービット)間で通信を行う量子コンピューターにも使われるかもしれない。効率よいオンチップ、オンデマンドの単一マイクロ波光子源が、今回開発されたのである。その特性は、超伝導キュービットの回路で量子情報処理を行うのに適していることだ。今回の成果は、量子計算のための「Di Vincenzo規準」の1つである量子情報の可動なビット、すなわち「飛行するキュービット」へ超伝導キュービットを写像した最初の報告である。

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