Nature ハイライト
生物多様性:新しい種には新しいニッチが必要
Nature 509, 7499
適応放散や種分化の開始については、ダーウィンフィンチ、トゲウオ、シクリッドなどで広く研究されているが、その次に何が起こるのかについてはまだよく分かっていない。特に、新種確立の律速段階となるのが何なのかは不明である。今回、ヒマラヤ山脈の斜面に生息する鳴禽類358種についての7年にわたる研究で、多様化を制限するのは、生殖的隔離による新種形成の速度ではなく、新しいニッチが生まれて占有される速度であることが示唆された。
2014年5月8日号の Nature ハイライト
宇宙:宇宙を再現する
神経科学:発生途上の局所的アストロサイトが持つ位置決め作用
神経科学:視覚発達でのMHC分子の役割
宇宙:ガンマ線バーストの可視光残光中に見られた円偏光
材料科学:摩擦と破壊を結び付けているのは何?
気候:熱帯の変化により駆動される北極域の温暖化
生態学:生態系機能における植物リターの多様性
生物多様性:新しい種には新しいニッチが必要
免疫:食細胞での活性酸素種産生
構造生物学:光受容体タンパク質によるシグナル増幅