Nature ハイライト

生物多様性:新しい種には新しいニッチが必要

Nature 509, 7499

適応放散や種分化の開始については、ダーウィンフィンチ、トゲウオ、シクリッドなどで広く研究されているが、その次に何が起こるのかについてはまだよく分かっていない。特に、新種確立の律速段階となるのが何なのかは不明である。今回、ヒマラヤ山脈の斜面に生息する鳴禽類358種についての7年にわたる研究で、多様化を制限するのは、生殖的隔離による新種形成の速度ではなく、新しいニッチが生まれて占有される速度であることが示唆された。

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