Nature ハイライト
オプトロニクス:溶液から作製した効率の良い発光ダイオード
Nature 515, 7525
発光ダイオード(LED)は、多くの最新式のディスプレーや固体照明技術の基礎となっている。溶液から作製できるLEDは、さまざまな基盤での大面積製造を安価に行える可能性があるため、特に関心を集めている。溶液プロセスで作製したLEDは、真空蒸着で作製したものより一般的に効率が低いが、今回X Pengたちは、デバイスアーキテクチャーを少し変更して、溶液プロセスで作製した量子ドットLEDの性能を高める方法を示している。溶液プロセスで作製した多層LEDに絶縁層を挿入することで、溶液プロセスの利点を保ちながら、真空蒸着により作製した最先端の有機LEDに匹敵する性能水準が達成されたのである。
2014年11月6日号の Nature ハイライト
進化生物学:細菌細胞は進化のために個体性を捨てる
構造生物学:哺乳類電子伝達系複合体Iの構造
宇宙物理学:熱くなったり冷えたりする銀河団
宇宙物理学:磁場を持った白色矮星では冷却が減速する
オプトロニクス:溶液から作製した効率の良い発光ダイオード
有機化学:新しい不斉光触媒
生態学:植物の共存共栄
発生生物学:胚の細胞が連携する仕組み
がん:CCL2/インターロイキン6阻害薬の抗がん作用