ゲノミクス：大規模な染色体構造の統一的モデル

D GilbertたちはマウスENCODE計画の一環として、マウスとヒトの複製タイミングと高次クロマチン構造ドメインとの関係を研究し、複製ドメイン（同時に複製するゲノム内の領域）の境界が、トポロジカル関連ドメイン（topologically associated domain；TAD）とほぼ1対1の対応関係にあることを発見した。これをはじめとするさまざまな知見から、細胞型特異的な核内区画と発生の際に安定な染色体ドメインとが一致することが分かり、大規模な染色体構造と機能についての統一的モデルが得られた。

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