Nature ハイライト
宇宙物理学:γ線バーストと超新星のペア
Nature 523, 7559
超新星SN 2011klが、z = 0.677にある超長時間持続するγ線バーストGRB 111209Aを伴っていたことが明らかになった。今回の報告は、最近提案されている新しい種類の超長時間(1万秒以上)持続するγ線バーストの存在を裏付けるものである。SN 2011klは、長時間持続するγ線バーストを伴うIc型超新星と比較すると、より明るく、そのスペクトルははっきりと異なり、金属線の不透明度は低い。SN 2011klの特性は、強く磁化された中性子星(マグネター)によってエネルギーが余分に供給されているとするモデルで最もよく説明できる。マグネターは、超高輝度超新星の説明としても提案されている天体である。
2015年7月9日号の Nature ハイライト
がん:早期がんの検出に役立つエキソソーム
がん:レナリドマイドの作用機構
宇宙物理学:γ線バーストと超新星のペア
物理化学:マイクロメートルスケールの距離にわたる励起子輸送
微生物学:植物プランクトンの眼
微生物学:未知の細菌を知る
エピゲノミクス:メチル化DNAの新たな多様性
感染症:季節性インフルエンザウイルスの地球規模の広がり
免疫学:免疫応答消散への道
細胞生物学:代謝回転する心筋細胞の特徴
分子生物学:形を変えるX染色体