Nature ハイライト
固体地球科学:潮汐を捉えることのできる、ドローンに搭載可能な重力計
Nature 531, 7596
重力計は局所的な重力加速度の微小な変化を測定でき、地球潮汐、すなわち太陽と地球と月の相対的な位置関係の変化によって生じる地殻の弾性変形を測定するのに十分な感度を持つ。既存の重力計は大きくて高価だが、今回G Hammondたちは、「反ばね」を新たに設計に取り入れて、小型かつ安価な微小電気機械式重力計を開発した。彼らはこれを使って、地球の潮汐を検出するのに十分な感度と安定性で重力加速度を測定した。このデバイスは、ドローンに搭載して測量や探査を行ったり、火山を監視するのに使ったり、マルチピクセル密度コントラスト撮像アレイに組み込んだりできる可能性がある。
2016年3月31日号の Nature ハイライト
細胞生物学:細胞内タンパク質の分解の制御
構造生物学:プロモーターに結合したTFIIDの構造
固体地球科学:潮汐を捉えることのできる、ドローンに搭載可能な重力計
光物性:双極子–双極子相互作用
認知神経科学:リスク認識の神経相関
内分泌学:動物の行動を遠隔操作
がん免疫療法:T細胞の抗腫瘍活性を増強する
細胞生物学:一次繊毛は本当にメカノセンサーか
細胞生物学:アレスチンの挙動とGPCRの機能