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植物科学:フォトトロピンは光合成調節に関わっている

Nature 537, 7621

過剰な光は植物や藻類の光合成系を壊滅させることがあり、細胞に損傷を引き起こし、さらには細胞死にまでつながりかねない。そのため、植物はこうした光の過負荷を防止するような系を発達させてきた。G Finazziたちは今回、緑藻のChlamydomonas reinhardtiiで青色光受容体であるフォトトロピン(PHOT)が、光強度が十分に高い場合にLHCSR3(light-harvesting complex stress-related protein 3)の発現を誘導することを明らかにした。こうした応答は、光化学系IIにおける過剰な光の散逸を引き起こす。PHOT活性が無いと緑藻の適応度は大幅に損なわれる。

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