Nature ハイライト

RNA代謝:RNA切断酵素C2c2

Nature 538, 7624

CRISPR関連酵素によるRNAとDNAのプログラムされた塩基配列特異的切断は、ゲノム編集を大きく様変わりさせた。そして最近、標準的に用いられているCas9ヌクレアーゼに代わるものとして、C2c2が報告された。今回J Doudnaたちはこの酵素の生化学的性質をさらに詳しく調べ、RNA切断を触媒する部位は別々に2つあって、分離可能なことを見いだした。第2の部位の特性がさらに調べられ、この酵素を使えば一本鎖RNAを高感度で検出して切断できることが明らかになった。

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