Nature ハイライト
植物科学:トウモロコシにおける半数体の誘導
Nature 542, 7639
半数体の近交系は、遺伝学的な研究および作物のハイブリッド育種における有用なツールである。T Kelliherたちは今回、トウモロコシで半数体が誘導されるゲノム基盤を詳細に調べ、この系統での半数体の誘導が、花粉特異的なホスホリパーゼであるMATRILINEALのフレームシフト変異によって引き起こされることを見いだしている。この発見は、作物育種における改良型半数体誘導系の開発に役立つ可能性がある。
2017年2月2日号の Nature ハイライト
神経科学:インターロイキンは感覚応答を調節し得る
発生生物学:リンパ系細胞分化の代謝による制御
構造生物学:力依存的なTGF-β1の活性化
構造生物学:環状ヌクレオチド依存性チャネルを見る
量子物理学:原子時計状態におけるスピン–軌道結合
物理学:短期記憶のクールな技術
画像化技術:単一原子レベルでの材料特性
地球科学:熱帯泥炭地の炭素貯蔵
生態学:樹木限界の生態系の特性
比較ゲノミクス:プラスモジウム属のゲノムからマラリア原虫の進化についての手掛かりが得られた
植物科学:トウモロコシにおける半数体の誘導
免疫学:関節リウマチにおける末梢ヘルパーT細胞
がん:膵臓がんでの遺伝子欠失