Nature ハイライト
がん免疫療法:免疫療法に対する腫瘍応答を予測する
Nature 551, 7681
免疫チェックポイント阻害に対する応答は、腫瘍の内在性因子や微小環境因子に依存しており、免疫相互作用によって進化的に形作られるようだ。M Łukszaたちは今回、感染症モデルを改変した数学的な腫瘍適応度モデルを作成し、腫瘍と免疫の相互作用の枠組みとして用いている。これをヒトの黒色腫や非小細胞肺がんのデータに適用すると、このモデルは免疫チェックポイント阻害治療下でのがん細胞の進化動態を再現できた。
2017年11月23日号の Nature ハイライト
古生物学:耳の骨が1~2個多かった古代の滑空性哺乳類
微生物学:地球上の微生物多様性
遺伝子工学:一塩基編集技術の進展
構造生物学:80Sリボソームの修飾をマッピング
天文学:ペルセウス座銀河団に見られる太陽元素存在量
大気化学:雷雨の中で放射性同位体が生成される
有機化学:触媒が全てを担う
地球科学:深部マントルの低速度領域を鉄で解決する
がん免疫療法:量より質のネオアンチゲン
がん免疫療法:免疫療法に対する腫瘍応答を予測する