Nature ハイライト
神経科学:渇きを知る
Nature 555, 7695
体液の恒常性を正しく調節するために、脳は水摂取の頻度と体内の水分バランスの両者についての情報を勘案しなければならない。岡勇輝(米国カリフォルニア工科大学)たちは今回、この2つの変数を同時にモニターしてその後の飲水行動を調節する階層的な脳回路構造を明らかにしている。これらの回路は、体の水分レベルをモニターして調節することが知られている大脳終板などの脳構造内にあり、細胞特異的なマーカーによって識別可能である。
2018年3月8日号の Nature ハイライト
材料科学:半導体と超伝導体をうまく組み合わせる
遺伝学:ゲノム解析から得られたビーカー文化の手掛かり
神経科学:渇きを知る
ナノスケール材料:分子と2D結晶の積層
地球科学:岩石の再循環を明らかにしたダイヤモンド内部の物質
人間行動学:協力の複雑さ
進化学:鳥類の種の豊富さで見る、山岳地帯の生物多様性
分子生物学:ガのpiRNA生合成経路はハエよりも単純
構造生物学:ドーパミンの珍しい結合様式